草木兼用は中心部の針が強い材質でできており、太い木を挿しても曲がりにくくなっています。
また、その周りの針は草用に針が細かくなっております。
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剣山は作品を支える重要な役割を持っています。
花器の大きさ、形、花材に合わせた適度な物を使うことで、より良い作品製作へとつながります。
ただ、花器の形はさまざまで、合わせる剣山も色々あってどれを選べばいいかよくわからないと思っている方も多いのではないでしょうか。
ここではそんなお悩みを解決する為の剣山選びのポイントをご紹介していきます。
大きく分けて、「木もの」、「草もの」、「草木兼用」があります。
一般の剣山は「木もの」で、「草もの」は「木もの」に比べて針が細かく敷き詰められており、その数は大きさや形によって変わりますが、一般用は約370本、草物用は約610本の針が使用されます。
草木兼用は中心部の針が強い材質でできており、太い木を挿しても曲がりにくくなっています。
また、その周りの針は草用に針が細かくなっております。
剣山は一般的には丸型ですが、それ以外にも、「角型」「舟型」「楕円型」など様々です。
剣山を使用する場合、立花、生花に関しては主に丸型を使いますが、自由花に関しては色々な形の花器がありますので、花器に合ったいけやすい剣山を選んでください。
剣山の底は平らなものや、下に傾斜のついたベルトが付いたものがあります。
剣山には○○号というように名前がつけられていますが、○○とは、剣山の直径で○○cmという意味です。
※針部分ではなく、剣山の端から端までの大きさです。花器口の大きさを測って適合する剣山を決めてください。
いけばなでは水の中は見ないようにするのが鑑賞のマナーともなっていますが、それでも、花器に対してあまりにも大きな剣山は見栄えを悪くします。
花器の口と生けた花の境を”水際”と呼び、作品を美しく見せる為には水際をきれいに見せることが大前提となります。
その水際を作るのに剣山は重要な役割を担っており、花材の量、挿し口をどれだけ広げるかをよく考え、剣山の大きさを決めてください。
剣山は花器の口より五分(1.5cm)下がりといわれています。
(池坊立華の学び方・前編P31、はじめての池坊いけばな入門P.114)
※現在、中央研修学院では花器口より2cm下と教えられています。
剣山は大きく分けて一般的な黄銅色ですが、黒く焼き付けた黒剣山もあります。
黒い石を敷いた中に黄銅色の剣山があると少し目立ってしまいます。
色のルールはありませんが、目立たせたくない場合は黒色の剣山を選んでください。
剣山は作品を支える重要な役割を持っています。
花器の大きさ、形、花材に合わせた適度な物を使うことで、より良い作品製作へとつながります。
剣山は作品を支える重要な役割を持っています。
花器の大きさ、形、花材に合わせた適度な物を使うことで、より良い作品製作へとつながります。
お花をいける時には、さまざまな技術で花を留め、支えます。
いけばなが誕生したころは又木や込み藁が使用され、その技法は今にも伝わっています。
しかし、現在、花留めとして最も多く使われているのは剣山で、その利便性は皆様もよくご存知だと思います。
今日、広く普及している剣山ですが、使われ始めたのは明治の終わりから大正の初めと言われています。また、その考案者については、名乗り出るものが多く、実際のところはわかっていません。
かつて池坊で学び、後に独立して流派を立ち上げた安達潮花の伝記には、”大正3年ころに潮花が剣山の改良に熱中していた”という部分があります。
以上のことから、剣山は明治時代後期に出現し、大正時代に改良されて、現在の姿に近いものができたと考えられます。
インターネットショップ花楽が取り扱う剣山は全て手作りで、一品一品が手間を惜しまず心を込めて作られております。
剣山ができるまでの工程を少し覗いてみましょう。
最後に滑り止めのゴムをはめて完成です。
このように剣山はひとつひとつが手作りで、職人さんによって丹精込めて作り上げられています。
ただ、いけばなをいける際、剣山はなるべく見えない方が美しいとされています。
まさに、いけばなを”陰でささえる”重要な役割を果たしてくれています。
剣山について色々ご紹介してきましたが、お探しの剣山は見つかりましたでしょうか?
いけばなの作品自体に剣山は見えませんが、美しい作品には必ず、花器や花材にぴったり合った花留めが使用されております。
もし、まだ自分の花器に合っている剣山がわからないなど疑問が残る方はお気軽に花楽へお問い合わせください。
スタッフが出来る限り、お客様に合った剣山をご提案させていただきます。
※現在の価格や在庫について、掲載と異なる場合がございます。