三代目だそうですが、
いつ頃から花器を製作されているのですか?
祖父である初代が戦後まもなく伏見区(京都市)に窯元を開き、そのときから花器を専門に作っています。
コンポート型(果物を盛る足付きの食器)の花器を初めて制作したのは祖父です。
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京都市東山区の清水坂・五条付近で作られる清水焼は、近世以降に京都で作られた陶磁器・京焼を代表する焼き物として知られています。
「花楽」で扱う京焼・清水焼のうち、京都・伏見で三代にわたって花器を専門につくる窯元にお話を伺いました。
祖父である初代が戦後まもなく伏見区(京都市)に窯元を開き、そのときから花器を専門に作っています。
コンポート型(果物を盛る足付きの食器)の花器を初めて制作したのは祖父です。
立花や生花の伝統的な花器の形は、池坊の先生方から教わることも多いですよ。
伝統を守りながら現代的な美感も表現したいと考えていますが、先生方もまた、伝統の中に新しい美を求めて作品をいけてらっしゃるので、花器も常に新しさを感じていただけるものを目指しています。
花器の配色です。「花を引き立てるのが花器の役目」ということを忘れず、あえて色味や色数を抑えています。
制約がある中で独自の色を作るために、釉薬の調合を行いますがなかなか思うようにいかず、大変です。
1,220~1,230℃で約11時間「本焼き」をした後、完成品を取り出します。
窯の温度は48時間たってようやく200℃にまで下がります。
いけばな作品を支える美しい花器は、
華道家の情熱に応えようとする陶工の手によって、今もなお進化を続けています。